場所・時間を異にする交通事故間の共同不法行為の成否,共同不法行為の成立を否定した場合の後発交通事故の賠償の範囲の判断方法

福岡地裁平成30年1月18日判決〔自保ジャーナル2030号:73頁〕 当事者 X:原告(被追突車両運転者) Y:被告(追突車両運転者) A:前事故運転者 事案の概要 平成26年6月23日,福岡県福津市において,A運転車両…

男性(事故当時医学部学生,その後研修医として稼働)の右頬部醜状について逸失利益の発生が否定された事例

東京地裁平成30年6月22日判決〔自保ジャーナル2030号59頁〕 当事者 X:自転車運転者 Y:四輪車運転者 事案の概要 平成23年6月20日,X運転の自転車とY運転の普通貨物自動車が衝突するという事故が発生した。当該…

原因者負担金と求償

東京地裁平成29年2月22日判決〔交民50巻4号1122頁〕 関係者 X1:原告(Bの使用者) X2:原告(共済組合) Y1:被告(Y2の被用者) Y2:被告(Y1の使用者) A:ガードケーブル等所有者 B:X1の被用者…

賠償の対象となる代車期間の認定にあたり被害者側が被害車両が全損として評価される可能性を認識していたことを考慮した事例

さいたま地裁平成28年7月7日判決(自保ジャーナル1985号108頁)   【当事者】 X:原告 Y:被告   【事案の概要】 平成25年5月11日,Y運転車両が車線変更の際にX所有車両に衝突した。 XはYに対する損害賠…

弁護士費用損害の算定にあたり原告が証拠保全の申立てを行ったことを考慮した判決(大阪地裁平成27年7月8日判決(判例時報2305号132頁)) 

   実務では,不法行為に基づく損害賠償請求訴訟では不法行為により発生した損害として弁護士費用損害の賠償が認められている。この弁護士費用損害の賠償額の目安は認容額(弁護士費用相当額以外の損害認定額)の1割とされている。 …